2009年8月アーカイブ

長年、がん患者さまと接していると経過の良い患者さまの傾向が見えてきます。私は、カウンセラーですから、どうしても患者さまの考え方に着眼してしまうのですが、その方の病気の進行に関わらず、ご自身の治療に対する捉え方が、経過の良し悪しに関係してくるということは、否めないようです。
 
それでは、これまでどんな方が、完治されたのか、良好な経過を保たれたのか列挙してみましょう。

1. 治療は、自分が納得して受ける。医師や家族の言いなりにはならない。

2. なぜ、がんを患うことになったのか、そのことを深く追求し、そこから治療法を探る。   

3. 検査結果よりも日常の生活の質を重視する。

4. 自分なりの療養法を確立している。

5. 結果を急がない。

6. 結果に執着しない。良くても悪くても淡々としている。

7. 家族、医療従事者との信頼関係が良好である。

8. 治療に囚われることなく、楽しみや生きがいをもっている。

9. 健全な死生観をもっている。

10.目先のことに囚われず、客観的思考ができる。

11.自分らしく生きることを第一に考え行動できる。

12.変化を恐れない。

13.ユーモアや笑いをたやさない。

14.好奇心が旺盛である。

15.何事にも感謝ができる。

16.どんな状況においても希望を見出すことができる。

これまで出会った多くの患者さまのことを思い浮かべながら書いてみましたが、まだまだ、ありそうな気がします。経過の良い方に押し並べて言えることは、どんな治療が効果的かということより、どんな治療を選択したら幸せな生き方ができるか、すなわち生活の質という点に重きをおいて療養されている方です。
 
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私にとっては、出会った患者さますべてが私の師です。共に喜び、時に共に涙しながら、医療従事者として成長させていただいたと思っています。医療従事者が患者さまから信頼される存在であることは、当然のことですが、医療従事者自身も患者さまの治癒力を信頼する姿勢は、とても大切です。医学は、日々進歩を遂げていますが、未だがんの特効薬と言われるものは、解明されていません。私は、本当の治癒の鍵は、人のこころの中にあるような気がしています。

                                    藤岡医院 カウンセラー 藤岡ふみよ


サイモントン療法の創始者 カール・サイモントン博士が6月18日、永遠の旅へと旅立たれました。

先日の8月5日には、博士の旅立ちを祝うメモリアルセレモニーが行われました。

いつか自分が旅立ったら、楽しく祝って欲しいという博士の言葉通りの和やかでこころ温まる会

でした。


私が、初めて博士にお会いしたのは、2006年の春でした。

伊豆で行われた6日間セミナーに研修生として参加した時です。

まるでサンタクロースかケンタッキーのカーネル・サンダースのような風貌で、やさしく語りかけ

てくださる様子に在りし日の父を思い起こしたことを、今でも鮮明に覚えています。

「カウンセラーの姿勢として、まず大切なのは、やさしさと思いやりである。」

博士からの教えの中で私が最も大切にしていることです。

どんな技術や手法があっても、そこにやさしさと思いやりがなければ、患者さまにとって真の癒し

にはならないということを博士から学びました。

ユーモアのセンスにあふれ、常にやさしさに満ちた博士の人柄が、何よりもそのことを物語って

いました。

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(サイモントン博士と川畑信子副理事長と共に)


私が、サイモントン療法のセラピストとしての認定をうけたのは、2008年の11月...期せずして

博士から直接、認定をいただくことのできた最後のカウンセラーとなってしまいました。

そして、2009年4月の6日間セミナーで、スタッフとして共に仕事をさせていただいたことは、

私の誇りでもあり、博士との最大の思い出となりました。

サイモントン療法は、単なるがんの心理療法ではなく、人生のより良い生き方を考える心理療法

です。

心身のメッセージに耳を傾け、自分自身に正直な生き方を探求することを学びます。

サイモントン博士は、自身の人生をかけて研究され、博士自身がそれを具現化されました。

まさに「生き方は死に様」とも言えるその人生にこころからの敬意と感謝を表したいと思います。

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藤岡医院 カウンセラー 藤岡ふみよ

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