
阿蘇野の花観察会(阿蘇花野協会主催)で阿蘇五岳のひとつ杵島岳(1321メートル)に
登りました。3月下旬の野焼の後、いろいろな春の花が咲き始めているので、それを観察
してみようというものです。
これ以上にないと思えるくらいの快晴の中「まあ、ハイキング気分で行きましょう」という
協会の方の声に安心して出発しました。いただいたヒントカードをもとに16種類の花を
見つけたら「くまもとの希少な動植物」という本がプレゼントされるという粋な企画もあって
まるで宝さがしの気分でした。
普段「スミレ」と呼んでいる花も、何種類もあるということをはじめて知ったその日に5種類の
スミレ(スミレ、ツボスミレ、タチツボスミレ、フモトスミレ、キスミレ)を見ることができて幸運
でした。また、全く同じ黄色で同じ形の花なのに、葉が3枚か、5~7枚かでミツバツチグリか
キジムシロか呼び方が違うということも驚きでした。
気がつけば、参加者のほとんどがあちこちで地面に這いつくばって小さな植物を眺めています。
なんともおかしな光景ですが、小さな植物には、そうせざるを得ない魅力があります。

(ミヤマキリシマ)

(イワカガミ)

(キジムシロ)
頂上に近づくにつれ、勾配がきびしくなり慣れない私は、悲鳴をあげそうになりました。
「ハイキング気分?」とんでもない!と思いながら、ひたすら頂上を目指しました。
やっとの思いで辿り着いた山頂には大きな火口があり、一周すると阿蘇谷や米塚が一望
できます。すばらしい眺望に今度は感嘆の悲鳴をあげました。

(火口を一周する参加者)
阿蘇市は阿蘇山の世界文化遺産指定を目指しているそうです。阿蘇山上の自然再生や
景観改善のため杉林の伐採も計画されていると聞きました。阿蘇の雄大な自然環境は、
それを守り育てようとする人たちの努力なしではなしえないと、山頂から眺めながら痛感
しました。そして、この美しい自然が永遠に守られ、私たちを癒し続けてくれることを心から
願いました。
藤岡医院 カウンセラー 藤岡ふみよ
