
某デパートで開催されている「ターシャ・チューダー展」を見に行ってきました。
ターシャ・チューダーは、私が敬愛する女性のひとりで、このように生きたいと憧れる人生を
送った人です。
絵本作家であるターシャ・チューダーは、アメリカ・バーモント州の村で創作を続けながら
広大な庭でガーデニングを楽しみ、生活のほとんどを手作りするというライフスタイルを
守り続け、昨年の6月、92歳で永遠の眠りにつきました。
ターシャは、70年間に100冊もの作品を出版するというワーキングウーマンの先駆者でありな
がら主婦であることが何よりも好きで、家事も完璧にこなす女性でした。
彼女が描く絵本の題材は、すべてが彼女の愛する自然であったり、動物であったり、日々の
暮らしの中から生まれてくるものでした。
彼女の人柄そのものの温かいぬくもりが伝わってくるような作品もですが、それ以上に彼女の
生き方、価値観に共感する人が多く、亡くなってなお、世界中の女性から畏敬の念を持たれ
ていると言っても過言ではないでしょう。
ターシャは、9歳で両親が離婚後、両親の友人に預けられます。
彼女自身も43歳で離婚し、決して順風とは思えない生活を送りながらも、生活を楽しむことを
忘れないまさしく健全な信念の持ち主であったと思います。
生きていれば、落ち込むこともあります。
状況を好転できると思ったら、ぜひ努力すべきです。
でも、変えられないなら、
それを受け入れて歩み続けるしかありません。
何があっても「生きていることを楽しもう」という気持ちを忘れないで。
ターシャ・チューダーの言葉 特別編 「生きることを楽しんで」(株式会社メディアファクトリー)の
巻末に彼女の言葉がこう綴られています。
92年の人生を生き抜いた彼女の深い深い言葉です。
展示されている彼女の愛蔵品や手作りのぬいぐるみ、人形、たくさんの絵を見ていると
「人生の中で、自分が望まないことでも必要なことは起きているはず・・・そこから何かを学べば
いいのよ。何がおきても大丈夫。生きていることを楽しむことが大切よ。」とターシャが語りかけ
てくれるようなそんな気がしました。
藤岡医院 カウンセラー 藤岡ふみよ
