現代は、飽食の時代と言われていますが、
食物中に含まれる、ビタミンや微量元素が一昔前と比べると激減していることをご存じですか?
そして、これらの栄養素の不足によって、さまざまな症状が引き起こされています。
しかし、一般的にこれらの症状で病院を受診しても、検査でビタミンや微量元素の血中濃度を
測定することはあまりありませんし、対症的な治療がおこなわれるだけで、原因は不明で、
症状は改善しないといったケースが多々見受けられます。
これは、身体的な症状にとどまらず、通常、精神科や心療内科の分野と思われるような症状も
実は、ビタミンや微量元素の不足が原因だったということもあります。
当院では、がんの患者さまを中心に診療をおこなっていますが、抗がん剤や放射線治療との
併用も多く、そのような患者さまは、副作用のため食欲不振の状態であったりします。
健康な方でも、通常の食事ではビタミン・微量元素不足になりがちですので、がん闘病中の
方はなお更です。
がんに特化した(がんに効果があるといわれる)サプリメントも多く販売されていますが、
食欲不振、倦怠感などがある場合は、まず必須の栄養素をきちんと補充するということ
から始めるのが、正しいサプリの摂り方ではないかと考えます。
ただ、自己判断でサプリを開始するのは、お勧めできません。
仮に、病院で何らかの薬を処方されているとすれば、併用するサプリの種類によっては、
医薬品の効果を強めたり、逆に効きにくくする働きもあるからです。
正しいサプリの摂り方は、健康増進・疾病予防、間接的な病気治療に役立つものと
考えています。
藤岡医院 院長 藤岡靖也
