
熊本代替療法研究会には、「食」を通して健康と命を守りたいと真剣に有機農法に取り組まれている会員さんがいらっしゃいます。山鹿市で無農薬のいちご栽培を実践されている田代さんです。田代さんの甘く澄んだおいしいいちごをいただきながら、おはなしを聞く機会がありました。
土づくりは、もちろん水、肥料、温度、湿度、照度、すべてのバランスを取りながら、なお且つ、農薬を使わないいちご栽培は、至難の業であると聞きました。今年になって「野菜作りデビュー」した私には、それがどんなに大変なことかすぐに理解できました。
田代さん曰く、「農」は、人作りであると...今から生命を産み出そうとする若者の身体は、子や孫の身体まで作ることになるのだと...すなわち今日食べたものが、50年後の孫の健康に関わるかもしれないということです。ですから、農業を営む者として、いかに安全で安心できるものをつくるかは、当然の責任として取り組まなければならないとのことです。
田代さんの言葉に「医食同源」を感じました。医療の現場にいて思うことは、何よりも命の尊さです。その命をつむぐひとつが、「食物」です。同じ「命」を守るもの同士として、田代さんの信念に満ちた仕事ぶりには、大きな活路を見出されたようなひと時でした。
今期で21作目の艶やかないちごは、田代さんの愛情からか、一粒いただくと思わず笑顔がこぼれます。身体だけでなく、心まで元気にしてくれる一粒です。きっと、そんないちごも幸せなんでしょうね。
藤岡医院 カウンセラー 藤岡ふみよ
