
最近、がんの補完代替医療ガイドブック第2版がネット上に掲載されています。
興味深い点として、がん患者さんの80%以上が、「代替医療に関心がある」、
もしくは、「代替医療を実行している」とアンケートに答えていることです。
「まったく関心がない」というのは、17%に留まっています。
がん治療に携わる医療従事者は、この結果を強く受け止めるべきでしょう。
代替医療の良い点として、「体力・免疫力が高まる」「病気の治療につながる」
「副作用が少ない」、逆に悪い点として「副作用が気になる」「依存してしまいそうな
気がする」が上げられています。
利用の後押しとなるのが、家族の勧めで、利用にブレーキとなるのが、医師や看護師
の補完代替医療に対する否定的な考えとなってます。
代替医療の利用実態をみてみると、利用頻度が高い人は、60歳以下の女性、
高学歴、化学療法を受けた患者、緩和ケア病棟患者です。
代替医療の種類としては、サプリメント(漢方、ビタミンを含む)が圧倒的で、96.2%
となってます。
「効果を実感している」が22%、「わからない」と答えた人が70%、「副作用あり」
が5%です。
代替医療に要する費用は、平均57,000円/月で、社会全体として膨大な金額が
代替医療に使われています。
問題点として、代替医療に関する十分な情報が得られていないにも関わらず、
専門家に相談することもなく、自己判断で利用を開始する患者さんが多く見受けられる
ことがあげられてます。
その他、「がんの統合医療ガイドライン」や「がんの予防指針」「補完代替医療の最新
情報」が記載されています。
がんの補完代替医療に興味のある方は、一度目を通して欲しいと思います。
藤岡医院 院長 藤岡靖也



